※息子が3歳で手術するまでの経過を遡って書いています。
前回からの
続きです。
◉手術を決断した理由
さて、前回までで左の移動性精巣は経過観察となり、
右の陰嚢水腫に関しては手術へと話が及びました。
その場で手術を決めたのは、医師のこんな言葉があったからでした。
・小さい頃なら、痛みに鈍感でそこまで痛がらない。
・腹腔鏡手術なら3ミリほど鼠蹊部を切るだけ
(実際の手術は従来通りの2-3センチ切って行う方法でお願いしました。この経緯はまた別の機会に)
・思春期になって左右差を気にすることがある
↑ここ!
自分では想像もしなかったことでした。
息子が成長した時に
今はそれほど目立っていなくても、成長の過程で差が広がることもあるそうです。
しかもそれを親が把握できない。思春期で異性親ですから、口きいてくれるのかな?くらいの時ですよね。
男性社会のことは全くわかりませんが、なんとなく、男性の方が裸のお付き合いが多いイメージだし、身体に対するからかいもおおっぴらにあるイメージがあります。
例えばからかわれたとしても、成長した息子が気にせずあっけらかんとした気質なら全く問題はないのでしょう。しかし両親ともに明るくはない!むしろガラスのハート!!
その環境で育つわけですから、息子も何かの拍子に傷ついて、抱え込んでしまうことも考えられるわけですね。
もし白玉のおっぱいが、左右差があっても友人などに指摘されることはほぼない(女性はそこは気を使い合いますね)だろうけれど、それでも思春期なら気にしそう←これが男性の左右差の悩みと同等になるのかわからないけれどこれくらいしか思いつかず
しかも大人になって突然水腫が肥大すること・炎症を起こすこともあり、そうなると痛みも相当な様子だとお見受けしました(体験した方のブログなども何件か見た)。
3歳なら確かに本人も怖いけれども、大きくなってからやるよりはマシだと感じたのです。。まだ3歳だと親がいると結構無敵ですよね。←実際、手術室へ行く直前こそ泣きましたが、二泊三日の間、大体がご機嫌でした。
しかも、小さい方が痛みに鈍感というのは見てる側としては本当で、術後目が覚めてすぐ院内プレイルームで遊んでいて驚愕。“手術でここをこう切った”という先入観がないからかもしれません。出産も“これから、3キロひねり出す“など考えにとりつかれなければ、もっと楽にいきめるのかも!
我が家のこれからを考えても、手術の必要性を感じた
もし手術をしなかった場合、前回のブログで書いたように鼠蹊ヘルニアになったり、腸閉塞を起こすかもしれないというリスクが、わずかですがつきまといます。
私は今後も働いて行くだろうし、こどもの身体の異変に素早く対応することが難しい面があります。小学生などになって自宅でひとりで過ごしていて、私が帰宅したら息子が倒れていた、なんてこと想像しただけで恐ろしくなりました(手術しても他の病気でそうなることは誰にでも起こり得ることですが)。
他の病気ではなく、今回手術をしなかったことで息子が倒れてしまうようなことがあれば、とてもとても後悔しますし息子にも申し訳ない。
こう言った様々な理由から、私は息子の手術をお願いしようと決断したのです。
ちなみに二泊三日の中日に手術をして、時間は30分ほどというスケジュール。
息子は術後すぐから元気に遊んでいました。今日も元気です。しかし、術後の眠った小さな身体、傷跡、、、思い出すと苦しくもあります。ただ今の所身体にリスクを抱えていない(だろう)という安心感はやはり大きい。
家庭によって考え方も様々、医師によって対応も異なるでしょう。陰嚢水腫やその他手術を悩まれている方もいるかと思います。お子さんとその家族にとっての答えを見つけてくださいね。
幼児の絵って好きです。こういう絵もあっという間に書かなくなってしまうのだなぁ。寂しい。
次は手術へ向けての準備について書こうと思います。
では、また。