↑3歳の時に履きたがったチュチュ
ここ10年で、日本でも多様な性のあり方が認知されるようになってきました。
皆さんのお子さんの外見は
男の子ですか、それとも女の子ですか。
そして内面は体の造りと一致していますか?
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ムスコはムスメかも?と感じた出来事
実は白玉息子(5歳)は趣味こそ車や電車と典型的男児傾向の見られる子であると同時に、プリキュアも好きだし3歳ではハッキリと意思表示して従姉妹のチュチュをはきたがり、今でもカチューシャやキラキラしたものが大好き。「かっこいい」より「かわいい」が褒め言葉です。
家族以外の人前で着替えるのをとても恥ずかしがるし、一回胸を隠して着替えていた時はとても驚きました。女の子でも5歳ともなるとそういう感じなのでしょうか?
↑5歳の今はF1のレーシングカー・スポーツカー大好きであるとともに
↑キラキラしたものも大好き!
↑私の母からの今年の夏にもらった色違いの水鉄砲も・・・ピンクのは兄、青のは妹に渡っております(母の考えとは逆の方へ)
男子たるもの黒や青という考えは全くないので、色に関しては自由に選んでもらっていますが、リボンやカチューシャ、指輪をつけたい(そのまま外に行きたい)となると正直悩ましいものがありましたね。
幼稚園では女の子でも飾り物は怪我の元だからと控えるように言われているし、今後の学校生活でもそれを許してしまうと(内面女の子だとしても)本人にとって辛いこと言われることが想像できたからです。
そもそも息子の場合、最近まで「女」とも「男」とも性自認がハッキリしているわけでもなく曖昧な状態でしたから、外で表明(女の子の格好)するのはまだ早いと感じていました。
体の造りが男女で違うのはハッキリとわかっていて、息子も自分が「男」の体だということはわかっています。それを嫌がったりはしていないのでほぼ男ということで良いとは思っていたのですが・・・
妹がワンピースや髪留めをしているところを「可愛いかわいい」と皆に言われているからも?とも考えたこともありました。
・・・が、他の妹がいる家族の様子を見てもそんな気配はなく。(あれ?)
私が一番嫌いな言葉「男だから」「女だから」
今の30代40代くらいの女性に多いかもしれませんが、御両親にこういう育てられ方をしませんでしたか?
学力は男性と同じように期待され
家事お手伝いは女の子なんだからもっとやりなさい・丁寧にやりなさい←雑な私には苦行
我が家の場合はこうでした。
学力の件はまぁ良いとして、家事のこととなると急に「女の子なのに・なんだから」といわれることはとても辛いことでした。大人になってからは仕事が終わって実家でくつろいでいると「男が二人(父と私)いるようだ」とも。当時は父より激務で毎日終電だったのに。泣
女は仕事で疲れていてもひっくり返っちゃいけないのか
男に生まれればよかった
と何度思ったことでしょう←安易
という愚痴はさておき・・・「男・女だから」といわれるのが嫌なのは私の育ち方も関係しています。でももっとも大きい理由は私自身も自分が何者なのか曖昧な時期があったからなんですよね。
男女だけではなく多様な性がある中で
そして宙ぶらりんであった私からしても
「男だから」
「女だから」
はとても変な言葉だなぁと。
昔の私が両親から注意される場面に戻れたとして、働きかけとして一番納得できるのは「人間だから〜しよう」かもしれません。
こんな面倒くさい私の子どもとして育っている息子ですから、チュチュを履きたいと言えば「男の子だからチュチュを履かないよ」ではなく「良いよ〜」、ピンクの指輪が良いと言えば「良いよ〜」と言われてきました。妹がいたからできたことでもありますね。そこらへんゆる〜く育てられてきたわけです。
3歳のチュチュを履きたがった以外にも
あーこの子まだどっちかハッキリしないなぁ
と思う場面はいくつかありました。そしてそのどれも、男の子だからつけないよ、やらないよ、で済む話でもありました。
それでも私は息子自身がハッキリと「私はーだ」と言えるまで自由にやらせようと見守ってきました。
そしてその時がやってきた?息子の場合は5歳でした
この子は一体どんな性なのかなぁと思いつつ、息子に直接確認することはせずやりたいことはやってもらうスタイルでやってきた白玉家。
確認する年齢が早すぎると、息子の感じ方ではなく親の言うことに同調してしまうかもしれない。それは避けたくて、タイミングはよく見なくては!と慎重になっていたんですね。
そしてここ最近、5歳を迎えた息子がかなりしっかりしてきました。自分の考えもハッキリと主張するし、今日幼稚園で何があったかも「忘れた」ではなく「今日は〜くんとブロックで遊んだ」と説明できるようになってきていました。←しっかりのハードル
そんなタイミングで、息子と衣類の買い物へ出かけることになり。そしていつものように女性ものやエルサのエクステを欲しがる息子。
大人向けのものとエクステという今までで一番使い道がないものだったこともあり、ちょっと考えさせてと保留にしたところ息子のご機嫌が急降下。
しかしその時「確認するなら今だ!」と私の直感が降りてきたのでした。
話を聞くよ、話をしようといっても店内を逃げ回っていた息子をなんとかなだめ・・・
息子があまりにもカチューシャや指輪を欲しがるから、もうそろそろ確認してもよいだろと思い聞いてみた。
— 白玉あん子 (@ShiratamaANKOD) 2018年10月25日
女の子になりたい?お姫様になりたい?
→ちがう、キラキラしてるものが好きなの。王子様になりたい!
…ということで、光り物好きな男の子ということで良さそうです。
慎重に、と待っていたわりにどストレートに聞いちゃいましたーーー。笑
息子にこの話を聞くときは
自宅で二人の時にゆっくりと〜お茶を飲みながら〜
なんて考えていたのに、
店内で息子は半泣き〜私はイラつき気味で〜(話すときは平静を装いましたよ)
なんて顛末でした。
でもハッキリと
王子様になりたい!
という息子のはなしが聞けたのですごくすっきりとしました。
今年一番にスッキリしましたよ!!
性のカタチ
とは言え、これはまだ一歩を踏み出しただけ。
好きになる人が「女性」なのか
見た目も生活も男性で好きな人も「男性」なのか
お化粧したり見た目は「女性」になりたいけど「男性」なのか
・・・考えたら沢山ありますよね。
でもどんな息子でも娘でも私にとって大切な子だよ、ってことを兄妹にも知っておいてもらいたいなぁ。こういうことを言いづらい親にはなりたくないので、今から兄妹のはなしを聞くことはもちろん、私の気持ちをいっぱいはなしておきたい白玉なのでした。
こぼれ話
職場の先輩(子育てでも先輩)の話によると、お子さんの通っている小学生の子どもたちもその親もかなり寛容(それが本来望ましい姿ですね)なようです。
見た目が女の子っぽい男の子
やりたいことが女の子寄りで女の子とずっと遊んでいる男の子
その逆もまたいて・・・
性別の枠に囚われずに皆仲が良く、からかう子も見ないということ。
私が小学生の時なんて、クラスの男の子がちょっと女の子らしい仕草や言葉遣いをすると、一回のことなのにかなりしつこくからかわれていたものです。だからその状態はとっても素敵なことだと感動しました。
もっともっと寛容で、それが当たり前な社会になりますように。
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