息子年少冬(4歳)から年中(5歳)にかけて絵画教室のこと、息子の絵の進歩についてまとめてきました。
今回は絵画教室に入会してよかったとつくづく思った点、いまいちだった点や辞める理由などについて書いていきます。
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絵画教室に入会して良かった!メリットとは
1番の目標をクリア!そしたら没頭すること(フロー状態)が増えた
絵を描くことを面白いと思ってもらいたいな!
言語以外の表現方法の一つとして、心の拠所になってくれたら!
私の最大の目的は「就学までに絵を描くことを面白いと思ってもらいたい」というところ。入会してから半年ほどでその兆しが見られる様になりました。
今では家でもお絵かきお絵かき。スイッチが入ると30分〜1時間くらい夢中で描いています。母は嬉しい!
→通って良かった①:私が自宅で励ましたり一緒にやるだけでは関心を引き出せなかったけれど、教室に通ったことで絵に興味を持ち楽しめるものになった。集中力がついて机に向かうことが増えた。
晩御飯に呼んでも
まだやりたい!先食べてて〜
冷めちゃうよ…と思う部分もありますが
没頭してるな!フロー状態だな…いいぞ
という気持ちの方が実は大きい。
以前は娘と私がお絵かきしているのを見て(仲間に入りたくって)1〜2分寄り道して走り書きして行く位だった息子が…自ら世界に入って行く姿は感動ものなのです。
絵画の癒し効果は侮れない(癇癪が減って笑顔が増えた)
学術誌「Art Therapy: Journal of the American Art Therapy Association」に掲載された研究によると、45分間クリエイティブな活動をすると、ストレスが大幅に減少する。しかも、経験や才能に関係なく効果があるという。
特に若年層で創作活動後にストレスの減少が大きかったそうです。
折り紙でも、粘土でも、音楽でも。
その子にあっていれば何でもいいのですが、これから成長する中で「これをすると落ち着く」ことが分かっていて「自分で自分を癒す」ことができるのは、強みになるのではないでしょうか。
→通って良かった②:ストレス発散の術を身につけた
実際、絵画教室でお絵かきに関心を持ち家での創作活動が増えたここ半年で、息子の癇癪が減っているんです。何となく、ではなくかなり減りました。
それまでほぼ毎日「ご飯コレジャナイ」とか(疲れからくるグダグダ)で泣き叫んでいて、もうどうしたら良いのかわからなくて辛かったものです。
それが最近は疲れきった私を気遣って「休んでいて良いよ」と言ってくれるまでに!!!!
癇癪はあっても1週間に1度か2度か、水泳の後とかやっぱり疲れている時にでるかなってくらいに落ち着いています。それでも5歳にしては多いかも???
もちろん息子の体力的なもの・前頭葉の成長もあるだろうし、私が精神的良い方向に向かってきたのも大きいでしょう。
でも没頭している息子の表情をみると、いきいきとして、解き放たれている感がすごくって。←語彙力
絵画の影響も無視できない…というかそのおかげだと感じているのです。
作品を完成させる意識が育った
決まった時間内で1つの作品を作る絵画教室。
しかも1回(40分〜50分)で1作品なので、結構タイトな時間配分ですよね。
それを毎週やってきた中で育ったのがこの「イメージ通り作品を完成させる」意識。
家で取り組んでいるだけの頃は最後までやるというには程遠かったのですが、この1年間でそういう強い姿勢を息子から感じる様になりました。
描きたいイメージがあると図鑑を見て調べたり、私に聞いてきたりして一生懸命自分のイメージ通りのものを完成させようと頑張ります。
特に車など息子が好きなものを描くときはこだわりたい息子。
↓この時はBMWのエンブレムを描きたかった様ですが、私には最初何のことかわからず、あーでも無いこーでも無いと話し合って描いていました。
「ママ何で(僕が言っていることが)わからないのー?」「まぁいいか」と言い出すこともなく、忍耐強く私に描きたいもの・知りたいことを伝える様子にかなり成長を感じた出来事でした。もちろん絵画教室だけではなく、関わってくれている色々な先生の影響もあるのでしょうが
→通って良かった③:作品を最後まで完成させる意識ができた。また自分の中で完成のイメージを持ち、その仕組みや細部を調べる様になった。
絵画教室のいまいちな点(あくまで我が家の場合)
主にクレヨン・色鉛筆・クレパス・ハサミ、時々野菜でスタンプ・粘土などで遊んでいるわけですが…
つまり「芸術は爆発だぁ」は叶わず。筆を使ってダイナミックな表現をしないのはやっぱり残念
幼稚園の延長保育中にやる教室だからか見学会とか特になく、私も延長保育でただ過ごしているよりは楽しいだろうと内容はそこまで気にしていませんでした。なので、仕方がないというか何というか。
でもまぁそれ以外は特に無いですね。
白玉家では日記と学習アプリをやるのが精一杯で、平日お絵かきに時間を割けません。そんな中、少ない人数で集中して作品を作る時間は貴重です。
そしてそんな不満も、兄妹の成長で自宅で何でも一緒にできる様になったから無問題!
娘2歳くらいの時は水彩用のバケツをおいていようものなら、バシャーンとこぼしていたけれども。今は兄妹一緒に机に向かって絵の具や筆ペンで遊べているので満足しています。
絵画教室、だから1年でやめます
やめる理由はここまででもう書き尽くした感がありますが、一応まとめますと。
- 無関心だった絵を好きになるきっかけに〜という私の一方的な思いからのスタートだったので、あらかじめ長くても年長進級までと時期を決めていた
- 息子が続けたいという意思もなかった
- そしてこの一年で、絵を好きになる・アウトプットの手段として定着という最大の目的を果たせた
- 兄妹が成長して、水彩なども私と一緒にできる様になったから
こんな感じです。
息子の自信と癒しとして
いつの間にやら3回も絵画教室と息子の絵の進歩について書いてしまいました。
様々な要素が絡んでいるとはいえ、やはり絵画教室に通ったことが息子の情緒が安定に大きく影響を与えたと実感しています。本当に得たものは大きいです。
それまでの息子のストレス発散方法というのはレール遊びや走り回ること。
ただ、仕組みや考えていることが高度になればなるほど周りの駅や建物(積み木やブロック)が崩れやすくて…崩れてしまうとちょっとストレス感じますよね。
だからそれが癒しなんだか、ストレス感じに行っているのか、見ているとちょっとわからないなんて思うこともありまして。
絵だと(失敗したとしてもすぐに書き直しもできるし)息子の心が穏やかな波長なのを感じます。見ているこちらも平和な気持ち
絵画教室は3月いっぱいでやめますが、これからは自宅で私が大切にしてきた画材もどんどん解放して一緒に楽しんでいくつもりです。やっぱり親子で一緒の趣味を楽しめるのは良いものですね。
この先、息子が小学生になった時「図画工作」として成績評価されてしまうのが今からちょっと残念でもありますが、それまでにもっともっと創作表現が好きになってくれたらいいなぁ!
私が絵を描くことで色々な言葉にできない気持ちを絵で発散してバランスを取っていた時期があるからでしょうか。
転校や家族の不和で悲しみや孤独を感じていた時期は、その気持ちを自然の美しさ、自然への憧れに変換して出力していました。そして自分を守っていたような
なのでもともと創作活動への信頼は厚い人なのかも。
兄妹にはそんな悲しい思いをさせるつもりはなくとも、子どもでも日々のことでストレスはたまるので、発散する時間は意識的に作っていきたいですね。
息子の癒され効果を目撃して、アートセラピーという分野に猛烈に興味を持っている白玉でした。
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