兄妹とマロンパイを作りました。
スーパーで「栗買う栗買う!」
そこまで好きではないはずなのに、息子から栗をおねだりをされたのが一昨日。
今日の食後のデザートになるまで、時間はかかりましたが、兄妹の手があったから作業が捗る捗る!
ズボラ親にとってこんなに嬉しいことはありません。
今までもお菓子作りのように混ぜるだけーとか計るだけーでは無く、栗の実を出すというハードル高めな手順もあったというのに、私より集中して作業している姿には驚くばかり。
今までは「見守る(見張る)」「教える」お菓子作りでしたけども。
3歳5歳にもなるとちゃんと一緒にお菓子づくり出来ちゃうんですね…感慨深い。
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- マロンパイができるまで
- 1.栗を一晩水につける
- 2.水を入れ替えて中火で煮立たせる→弱火で50分→冷めるまで待つ
- 3.栗を半分にして実を出す。兄妹に任せたら…全部くり抜いた!!
- 煮た栗の味は?
- 4.マロンペーストは栗と牛乳と砂糖だけ
- さて試食試食
- 5.1日寝かせたマロンペーストをパイに包んで焼く
- 6.完成
- 子どもとのお菓子作りのこれからが楽しみずぎる
マロンパイができるまで
参考にしたレシピはこちら
1.栗を一晩水につける
今まで栗を煮るときは水に一晩つけないで適当に煮ていた記憶なのですが、改めて調べたら水につけるレシピばかり!
汚れも結構浮いてくるしこの工程は結構大事でした。
兄妹はアライグマのように栗と栗をこすり合わせて遊んでいて、それで汚れがあんなに出たのかも。
2.水を入れ替えて中火で煮立たせる→弱火で50分→冷めるまで待つ
一晩寝かせたら、朝からコトコト煮ます。
水1リットルちょっとと(しっかり栗が水を被るくらい)と塩10グラムちょっとを入れました。←レシピでは水の分量の1%の塩を入れる
中火からスタート。
煮立ったら弱火にして50分のタイマー&放置
あっという間です。
火を止めたらまた冷め切るまで半日ほど何もせず、そのまま置いておく手順だったのですが…
昨日はその後外出もあったので、90分ほどの放置で早々に実を取り出しちゃいました。
アク抜きや、塩気を染み込ませるためには放置時間が長いほうがいいようですが、短くても十分美味しかったです。
3.栗を半分にして実を出す。兄妹に任せたら…全部くり抜いた!!
せっかく兄妹も何を手伝えるかワクワクしてみているところだったので、少し心配ながらも実を出す作業をお願いしてみました。
栗の実は全部で30個ほど。
私はそれを半分に切って、それぞれに渡します。
最初こそ力の入れかたがわからなくて、あっちこっちに消えた栗の中身ですが、3つ目にもなると綺麗にくりだすコツをつかんだ様子。
デザートフォークで器用に出した栗の実。
息子は途中飽きてどっか行きましたが、娘の集中力がすごかった。
スピードはもちろん息子の方が早いけど、ゆっくりゆっくり最後の栗になるまで栗とにらめっこして実を出していたのは娘でした。
結果!
兄妹それぞれが剥いた栗の量はほとんど変わらないくらい。
お手本として私が2個ほど剥いたけど、あとは全部兄妹で栗の実をくり抜きました。
あっぱれ!!
煮た栗の味は?
塩で煮ただけの栗は、甘みもありしっとり。今までで一番くらいに美味しかったです。どこ産だったんだろう。
スーパーでは栗ご飯にでもするかーと考えていたのですが、二人に味見をしてもらったところ…
不評。笑
ここまで頑張ったのに、まさかの「美味しくない」が出ちゃいました!
栗きんとんは大好きだし羊羹とかも食べるので、甘みが足りないってことかしら…
丁度、実もほとんどそぼろ状になっているのでマロンペーストにして、パイで包んだら喜ぶかも?
ってことでマロンパイを目指すことになったのでした。
4.マロンペーストは栗と牛乳と砂糖だけ
栗は正味210g。
マロンペーストのレシピを参考に、栗の50%の牛乳と、30〜40%の砂糖を入れて火にかけます。(ラム酒は今回なかったけど入れたら美味しい)
ふつふつとして、全体に火が通ったなというところで火からおろして、フードプロセッサーにかけると、
マロンペーストの出来上がりです。
さて試食試食
出来立てほやほやのマロンペースト。
私はたまらず即味見です。
うん、やっぱり美味しい。
このまま生クリームと混ぜて、モンブランにても美味しいだろうな。
さて、子供達はというと…
この茶色いものを食べたがらない。笑
何これ…といった表情です。
お口に運んであげると…
息子「甘すぎる!いらない」
娘「うーん…」
おいーーーー
5.1日寝かせたマロンペーストをパイに包んで焼く
マロンペーストを作って兄妹の反応がいまいちだったので若干落ち込み、ペーストを一旦冷蔵庫へしまった私。
翌日気を取り直して、最終段階へと移ります。
冷凍パイシートは、冷凍庫から出して伸ばさずにそのまま使いました。
正方形のパイシートを半分、また半分と4つに分けて、小さい正方形に。
それを三角形に2等分して、マロンペーストを包む。
パイ生地のカットは兄妹と一緒に手を添えて。
マロンペーストを入れるのは私。
パイ生地を重ねてフォークで閉じるのは2人でやってくれました。
卵をうすーく塗るのもなんのその。
家ではパンケーキやクッキーが定番のお菓子作り。
今まで手のかかるお菓子を2人で作るなんて、あっちで文句(もっと混ぜたい触りたい)こっちでひっくり返す、なんてことが容易に想像できてとても無理でした。
それが今回はとても静かで、喧嘩もなくて淡々と工程が進んで行ったことに、ひたすら子の成長を感じましたよ。
まだ焼いていないけど、2人が頑張って形になったものをみて、すでに勝手に感動していた白玉です。
6.完成
210度で予熱したオーブンに入れ、200度に温度を落として20分で焼き上がり!
カリッカリ。バターのいい香りが充満します。
さていただきましょう。
家で作った熱々のお菓子と生クリームの相性って最高です。
まさに至福の時間。
カリカリしたものが大好きな子どもたちも、まずパイを頬張ります。
息・娘「美味しい!!」
まぁそこは良いとしよう。
問題はマロンペーストが挟まっているところだ。
パイの真ん中に行った頃にしつこく聞いてみると。
息・娘「美味しい!!」
マロンペーストに到達しても、美味しいってーー
息子も娘も目がキラキラしてて、母は吸い込まれそうでした。
いやぁ、楽しい嬉しい美味しい時の子どもって、いい表情をするよね。
子どもとのお菓子作りのこれからが楽しみずぎる
煮ただけの栗を食べれば「なんか違う」といわれ、甘いペーストにすれば「甘すぎる」と言われパイにしてやっと「美味しい」にたどり着いた今回のお菓子作り。
でもいろんな工程を経て、最終的にこんなに美味しいものができて、私も大満足。
できることがどんどん増えていく中で、お菓子作りも一緒にできるようになったことが嬉しくてたまりません。
さて、次は何を作ろうか。