今日のおやつはなんだろな

兄妹の母。ガジェット・積み木やおもちゃ・絵本が大好きな発達グレー家族。

【年長】WISC-IVの結果。困難と得意の数値化で見えたもの

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9月某日。

WISC-IV(知能検査)を受けた息子。

 

 

私はこの検査を受けたことがありませんが、結果を聞いたところ「息子と似ているなぁ」と感じる部分も結構ありましたね。

 

今日はその結果と、私の心境の変化について書いて行きます。

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WISC-IVで分かること。そして結果

検査前に、心理士から本当に検査を受けるかどうか聞かれるくらい、初対面では困難を抱えているとは分からないと言われる息子。>【年長】就学前の知能検査WISC-IV(ウィスク)を受けるまでとこれから

 

しかし、検査の結果では苦手なことがしっかりと数値で表れてきました。

WISC-IVでわかる総合的能力と4つの指標

WISCでは5つの数値が出され、それぞれ「IQ」で示されます。

  • 全検査(FSIQ):以下4つの指標の平均・総合的能力
  • 言語理解指標(VCI):言葉を理解する力。語彙力
  • 知覚推理指標(PRI):見たものの法則を見つける
  • ワーキングメモリー指標(WMI):数唱。手順を覚えその指示通り行う
  • 処理速度指標(PSI):筆記作業の速度

※上記指標の説明は、私が教育委員会で受けた説明であり、心理士が私にわかりやすく噛み砕いたものです。WISC™-IV知能検査 | 検査詳細 | 心理検査 | 日本文化科学社の「WISC-IV知能検査の構成」に検査内容の詳細があります。

 

この検査では、分布表の中央域「平均」に約50%の人が入るとされています。

またこれら4つの指標の差のことをディスクレパンシーと言いますが、一般的には上下15以内に収まるそうです。

 

WISC-IV 分布表

検査結果を聞きに行った際に見せてもらった分布表。50%の人が中央域に分布する検査になっている。

これを踏まえて、息子の検査結果、得意不得意を見てみます。

息子の凸凹:ディスクレパンシーは25

WISC-VI 息子の分布は上下25

WISC-VI 上下15以上離れている場合、総合IQ(4指標の平均)は参考にしないで、上下それぞれに適切な対応が必要とのこと。

表の通り、息子の下の数値は80後半で上の数値は110前半でした。

 

4つの数値の平均、全検査(FSIQ)は100位で「平均」となるものの、心理士さんからは

ディスクレパンシーが15以上離れている場合は、全検査(FSIQ)は目安にしないほうが良いですね。数値が低い方・高い方にそれぞれ対応が必要です。

 

低い方を訓練したとしてもあまり伸びないので、そこは先生に特性を(私が)伝えてもいいかもしれません。

 

高い方を伸ばす意識が大切です。

 

と言われました。

この助言はかなり深く響きました。

 

「得意を伸ばす」

わかってはいるつもりでも、ついつい苦手な方をどうにかしかしたいと衝動的に注意したり動いてしまっていた私。

 

でもこの言葉で良い意味で諦めがついたし、サポートをしていく覚悟ができた瞬間だったかもしれません。

 

また、差があるほど本人が苦手を自覚して自信を失いやすいそうで…すでに息子は苦手そうなことを敏感に察知して挑戦しないので、これからどうしたものかなと頭が痛くなりました。

結果の詳細を知って。思っていた通りのことと、意外なことと

息子が苦手な分野は私が困っていたことに直結していて、もう納得の嵐。

 

意外な数値が良くて、しかもすこし高めに出ていたことにはびっくりしました。 私、今まで息子の得意なことを本当の意味でわかってあげられていなかったんだなーと

 

気持ちを言語化できる、一つの言葉の意味を説明ですぐ理解する・発展して考えられるという部分は長所とわかっていたものの、それが数値として反映されるものだとは思っていなかったんですね。

でも今回、それがそのまま息子の強みだということがわかったのは大きな収穫です。検査してよかった!!

 

また先生の指示が全部わかってなさそうだけど周りの子を見て作業を進める、という場面が参観日でよく見られたのですが、これも息子の凸凹をよく表しているということもわかりました。

息子の凹:ワーキングメモリー・処理速度

まず苦手なことから。

 

息子はワーキングメモリー処理速度の検査で集中力が持たない、口頭での指示だと理解しづらく、それが自分自身でわかっているので説明の途中で「難しい」「分からない」と諦める傾向があったそうです。

検査不能の場合は代価検査をするのですが、それでも45分で検査から出てきたので、かなりの項目を飛ばした…のかもしれません(本来の所要時間60分〜90分)。すでに息子の中に「口頭での指示・説明を聞く」に苦手意識があるんですね。

 

  • ワーキングメモリー指標(WMI):数唱。手順を覚えその指示通り行う
  • 処理速度指標(PSI):筆記作業の速度

日常生活だけでなく、集団生活で「先生の話を理解し効率よく作業する」ためには欠かせない能力です。

 

家でも園の参観日の様子からも、聞き取りと作業が苦手そうだと感じていたし、だからこそ就学後の生活が不安だったわけですから、苦手で指標が低いのはもう納得。

 

では、この能力の高低が及ぼす影響を具体的にみていきます。

この能力が高いと

ノートを開いて線を引く子供の画像


例えば、机に何もない状況で

「国語の教科書132ページの13行目の”〇〇”に赤い線を引きましょう」

という指示が先生からあったとします。

 

ワーキングメモリーは聞いたことや見たことを記憶する能力ですから、この能力が高ければ指示は一回で通りますよね。

 

黒板にあった文字をそのままノートに書き写す作業も難なく出来るし「漢字を繰り返し練習する」という作業も、素早く集中力を持って行えます。

この能力が低いと

ところがこの能力が低いと「国語の教科書132ページの13行目の”〇〇”に赤い線を引きましょう」という指示がこんな感じにしか頭に残りません。

 

「国語の教科書13▲ページの〇行目の”◯▲”に@@を引きましょう」

 

…所々抜けてしまうんですね。もしくは最初か最後の指示しか頭に残らない

 

例ではぬけ落ちる部分を極端に表現しているものの、私もこんな感じで日々過ごしていたなぁと少し懐かしくなりました。

私は聞き取りの中でも数字の聞き取りがものすごく苦手で、数がたくさんの入った指示だと脳内パニックです。

 

ページを開いたものの、どこに線を引くのかわからずにキョロキョロしている子、クラスに数人いませんでしたか?

…そんな子はもしかしたらワーキングメモリー指標が低いのかもしれません。

 

息子もすでに園でその様子がみられていますし、これからそうやって過ごしていくことになるのでしょう。

 

また学校生活で欠かせない板書ですが、ワーキングメモリと処理速度を組み合わせている作業なので、数値が低い=人より時間がかかることになります。黒板の文字を見て覚えられる文字数が少ない、かつノートに書き写す作業速度がゆっくり

聴覚の問題が絡むとさらに複雑に 

これは私の実体験ですが、教科書を出しながら(手を動かし作業をしながら)聞いた指示は特に欠落しやすいという問題があります。

ワーキングメモリーが低く、かつカクテルパーティー効果 がない人は、教科書を出す音や椅子を引く音があるだけで、先生の指示がさらに頭に残らず授業に遅れをとってしまうのです。

息子の凸:言語理解・知覚推理

 息子が得意だったことは、言語理解知覚推理

 

  • 言語理解指標(VCI):言葉を理解する力。語彙力
  • 知覚推理指標(PRI):見たものの法則を見つける

 

言語理解指標は簡単にいうと「語彙力」。絵本の読み聞かせや会話の中で伸びやすい能力(参考:知能検査の種類と内容とは?|スタジオそら|)なのだそうです。

息子はわからない言葉の意味を聞くのが好きなので、今後も伸ばしやすい部分かもしれません。

 

知覚推理指標は、テストがない現時点では息子の強みだと私が認識できていなかった能力ですが、実際には息子の凹部分を補っているのが知覚推理の能力なのだと心理士が教えてくれました。

先生の指示が全部わかってなさそうだけど周りの子を見て作業を進める、という場面が参観日でよく見られたのですが…

先生の指示を聞いてわからなかったことがあると、友達の様子から推測して真似っこできるのは知覚推理指標が高いからなのだとか。

 

あと、知覚推理指数が高いと地図や図面をよむことが得意(参考:知能検査の種類と内容とは?|スタジオそら|)とあって、すとんと腑に落ちました。

 

施工図面の画像イメージ

半年前のこと。

大人でも理解が難しい我が家のめちゃくちゃ注釈が入った施工図面・家具の断面CADを見た息子が「ここがお風呂ね、ここがキッチン。テーブルをここに置くの?」「洗面所の横から見たところ?」と初見で理解したのはそういうことだったのか、と。私建築好きなのですごく嬉しくなって、PCとCADソフトを渡したくなってしまった!

 

検査をして困難と伸ばせる部分が明確に。必要な配慮は何かアドバイスをもらえました

WISC-IVの結果を聞いて、私が一番最初に抱いた気持ちは「やってよかった」でした。笑

 

指標の低い部分は「やっぱり」「うんうん」と納得の部分が大きく、指標の高い部分では「そうなの!」「へぇ」と新しい発見が多かったです。

 

本や会話の中でどんどん息子の理解力を高めていこうという、やる気にもつながっています。今まで絵本を毎晩のように読んできたことも、すこしは息子の能力の助けになっているかもと思えた点もよかったことです。

 

また、教育委員会では心理士から先生に息子の特性を説明するときの配慮のカタチ(指示や説明は短く、工程は一つずつとお願いする)も示して頂けたので、就学前検診や説明会で小学校にお願いする予定です。

 

検査結果をふまえ、発達支援センターの先生とも相談したところ、自宅でできることはこんなこと、というアドバイスももらえました。これはまた別の機会に。

 

 

今回息子が検査を受けてくれたことで、息子の困難と得意を家族にも先生にも話しやすくなりました。

そして専門家の方々から困難への対処を聞き、新生活への不安は大分和らいできています。

 

 

ただ、私が想像していたよりディスクレパンシーが大きかったんですね。

 

 

実はこの検査で凸凹が大きいからといって、発達障害というわけではありません。

でも一般的に15以内に収まるところが、25というのはやはり大きいし、私が気がつけない辛さもあるのかもしれない。そんな気がしてきたのです。

 

となると…診断を受けることを考えてもいいのかもしれない。

 

まだ漠然とですが、そんなことを考え始めています。

 

今までは診断を受けたことで保険に入れない、就職の可能性が狭まってしまうかもしれないと考えていて、親が勝手に決めてしまっていいのかと悩んでいました。

先生から園での困りごとを聞くこともないから余計に、今診断を受けることが息子にとって良いことなのかなと。

 4年後位に…息子がもう少し大きくなって必要と本人も私も感じたら、診断という選択をするのでいいのではないか…と。

 

あぁあっあぁ迷うーー

 

 

 

っで、この気持ちをそのまま正直に支援センターの方に相談してみたんです。

 

 

そうしたら!

支援センターの医師と「診断を受けたほうがいいか」の相談ができると、ありがたいことを教えていただけました!

 

医師→即診断となると思っていたので、まず相談する場があってホッとしています。

 

息子にとって最善は何なのか…悩みはつきませんが、溜めこまずに先生とも連携をとって過ごせるように…そしてできる準備を淡々と進めていこうと思います。

これからのスケジュール

2019.4「就学相談会(集団)」


2019.6「就学相談(個別)」


2019.9「WISCを受ける」「学校公開に行く」


2019.10「WISCの結果をきく」

 

2019.12「就学前健康診断」結果を学校に相談する/就学先の決定

 

2020.1「看護師・医師との面談」←NEW

 

2020.4〜「サポートルーム」の利用申し込み?

 

次の山場は就学前健康診断。

先生とどんな話ができるか緊張です。6年間お世話になるかもしれない場所ですし、変にゴリゴリ配慮をーとならないように気をつけなくては。

 

ではでは行ってきます! 

 

 

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年長。検査までのこと 

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年少から年中

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