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【年長】就学前検診。校長先生に伝えた配慮のことと失敗

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WISC-IVの検査結果>【年長】WISC-IVの結果。困難と得意の数値化で見えたもの

を踏まえて、先日進学予定の小学校の就学前健康診断へ行って来ました。

 

就学前健診って実は子に「心配事がある場合」や「配慮が必要な場合」は校長先生と面談が出来るんです。

 

私の場合、さらっと5分位であっという間でしたが、責任者の雰囲気がわかっただけでも安心できました。何より校長先生でも、WISCの知識がありそうだったのがまた嬉しかったですね。私自身が不登校を経験していることもあり、先生として「手腕があるかどうか」にすごく厳しい目を持っているし、最初に警戒心がきてしまう悪いクセがありまして。

 

でも、その面談で私の緊張もあってか、ちょっと失敗してしまったのです…。

もっとこうしておけばよかったなってことが数点あったので、それも書いていきます。

 

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まずは先生との面談へ

就学前健康診断の日は、息子が少し疲れ気味で園から帰宅したので、どこかでグズグズするんではないかと不安しかありませんでした。

 ところが私の予想に反して!

眼科や内科歯科…と順調に校内を廻れました。これには成長を感じましたね。

 

残すは面談。

 

WISCを受けた教育委員会で

「結果は就学前健診か、新一年生の説明会で先生と話すといいですよ。その時に校長先生の伝えると担任につなげてくれて今後の流れもスムーズです」

と心理士さんに教えてもらっていたので、まずは校長先生につなげてもらうために、就学児童皆が受ける通常の面談へ向かいました。

 

部屋ではにっこりと笑顔の先生が出迎えてくれたのですが。

息子はかなり緊張していていて、それはそれはむっすりとしていました。

 

名前や年齢をぼそぼそながらも答え、最後に◯と♢を見本通りに描く簡単なテストを受けて、息子のお仕事は終了。

 

 

「息子さんのことについて、はなしておきたいことはありますか?」と最後に先生。

 

 

キタキタ!ここからは私の出番。

 

WISCを受けたこと、少し苦手なことがあることをごく簡単に伝えます。

するとすぐに「校長とお話ししましょう、ご案内します」と別室に案内されました。

いよいよ、校長先生との面談へ

いよいよ校長先生との面談。

と、その前の待合室でびっくりしたことがありました。

「伝えたいこと」がある親子が今沢山いる

教室の画像
案内された先でまずびっくりしたのは、すでに5組の親子が校長先生との面談を待っていたこと。そして私たちが案内された後も、ほかの親子がどんどんやって来たことでした。

 

結構大きめの小学校なので、心配事がある親子もまた沢山いるのはわかるのですが、それでも入学と同時に、こんなにも沢山伝えたいことがある親子がいるなんて!想像していませんでした。

 

私が小学入学の頃だったら、たとえ少し困っていることがあっても校長先生にまで話す親子ってそんなにいなかったんではないでしょうか。そもそも校長先生に話す体制ってあったのかな?

校長先生に伝えたこと

15分か20分くらい待ったでしょうか。

息子の名前が呼ばれ、いよいよ校長先生との面談です。

 

入室すると、これまたにこやかな校長先生と副校長先生(?)が「こんにちは」と優しく息子に声をかけてくださいました。

 

簡単に挨拶をすませ、まずは息子と校長先生でおしゃべり。

名前や年齢などの会話を少し。そして息子の疲れてる様子をみて「疲れちゃった?またせちゃってごめんね」と声をかけてくれる表情がすごく柔らかい方でした。

 

 

さてさて本題、という感じで体をこちらに向けた校長先生。

そこで私が伝えたのはこんなことこと。

待合室でもらった「事前に伝えたいことがあったら書いてくださいアンケート」を記入済み&校長先生はそれを手元に話を聞く、というスタイル。

  • 3歳ごろから発達支援センターに通っていて、WISCを受けた
  • その結果凸凹が出ていて、ワーキングメモリと処理速度の数値少し低く、口頭の説明では工程が長くなってしまうと聞き逃しが起こってしまう
  • そのため、教室での一斉説明の時は一つずつ説明するなどの配慮が必要になるかもしれない
  • 未診断
  • 普通級希望だが、就学後は特別支援教室(週2〜8くらいのサポート)を希望している

これを受けて校長先生から確認されたのはこんなこと。

  • WISCを受けた時期
  • 現在の息子の園での様子

この「WISCを受けた時期」が重要とのこと。特別支援教室の申し込みの時に1年以内のものならその結果内容を使え(受け直さなくていい)申し込み完了までが早いとのことで確認してくれたようです。

 

また、目の前の息子の様子から授業を受けるにあたっての困難さは感じなかったためか「〇〇くん座って待ってますね〜」と話しつつ園では離席したり先生から何か言われているのか、と尋ねられました。

 

・・・ここ、親としては伝え方が難しいんですよね。

学校運営側が困るわけではない子が合理的配慮を求める難しさ。

 

まだまだ、目に見えて問題(多動・学習面での遅れ・対人関係での問題など)が起きてからのサポートが多い日本では「いま本人が困っている」というだけでは支援に繋がらない場合が多いのです。

いや、何も起こっていなくての本人の困り度を理解し、フォローすることが!それこそが本来の公教育の在り方のはずなのですが、現状の日本では本当に難しい。

 

 色々頭の中を駆け巡ったものをゴクリと飲み込み、

  • 園で授業中に離席はしない、先生に多動的なことを指摘されたことはない
  • しかし、既に園でも口頭説明の内容把握で本人が困っている様子が見られること
  • 周りには伝わりにくいけれど「静かに困っているタイプ」
  • 具体的な結果と合わせて、1月の新一年生説明会でまた相談をしたい←相談個別では無し

ということ伝えました。

 

家族や友人・教師に困っていると分かりにくい発達グレーゾーンの子は、就学後にLD(学習障害)や対人関係の悩みで支援に繋がる場合が多く、就学前から親が来るのは珍しいのでしょうね。

これは私が経験者&当事者で、発達障害の中に「静かに困っているタイプ」がいるとわかっているからあれこれ動いてしまって?いるとも言えますね。・・・はい、支援者側から心配しすぎだと思われている可能性もあります。

校長先生にどこまで伝わった?

前半の話の中で「ワーキングメモリー」や「処理速度」という言葉が出てくると反応があり、ただ親の話を聞いているだけではなく、しっかりと知識も伴っている様子の校長先生でした。これだけで、親としてはかなりの安心感に包まれました。配慮が必要な生徒についての対応を知らない・学ばない先生が校長や担任だったらどうしようかと恐れていましたから。

 

「静かに困っているタイプ」には、校長先生かなり納得した様子で「あぁ〜君はそのタイプね」って息子を見ていました。その表情がまたとーっても優しかったので、校長先生のこと、今の所大好きです。笑

 

短い時間で伝えなくちゃ!という気持ち大きかったばかりに、瞬きしていたかしらって位バァーっとはなしてしまった私ですが、息子が確かにいま困っていることは学校側に伝わった…と思います。思いたい。

緊張から失敗!

でもまぁ、ここまで読んでくださった方は、大体どんな失敗か見当がつくと思いますが…やってしまいましたよ、白玉は。

息子がいるのに直接的な表現や苦手なことばかり話題にしてしまった

皆さんは我が子が隣にいても、その子の苦手なことを先生に話せますか?

 

支援を求める立場になると、これをしなくちゃいけない機会がとても多くなるのですが、私かなり苦手なんですよね。いや、得意な人も少ないだろうけれども。

 

褒めて褒めて褒めまくる、とかなら全然良いのですが、その逆のことや私が困っていることを息子本人の前で言うってのは、本来なら絶対したくないことなんです。

できるなら別室で、大人だけで話したいよ…と毎回思いながらしょぼしょぼ話しています。 

 

私も私でもっと良い説明手腕を身につければいいのですが、息子に気を遣って抽象的な言い回しばかりだと、何が言いたいのか相手に伝わらないまま終わってしまうので、結局ストレートな表現になってしまうんですよね。

今回も息子が真横にいるっていうのに、完全に大人の会話になってしまいました。これは今後の私の課題。本当にどうにかしたい。ものすごく反省しています。

 

理路整然としていて、図などを合わせて説明してもらえれば、理解する力があるしそこは能力高め!作業効率も高め!ってことを、本人もいることだし大げさにでも話せばよかった…私ったら。

とにかくこれは相談が終わった直後からずっと落ち込んでいます。あれだけ小学校を楽しみにしている息子も、何も言わないですがあれだけ自分のことを言われたら不安になってしまったかもーあーーーー

面談母子分離にしてーーーー

具体的に家や園で困っていることをまとめて渡せばよかった

 就学前健診の校長先生の面談では、時間が取れないことを事前に聞いていたので、WISCの結果のコピーやサポートシート(家や園で困っていることや対処方法をまとめたもの)は持って行きませんでした。

 

でも…今回、渡すだけ渡せばよかったなぁと。

できないことを口頭でガンガン言ってしまうより、先生方に資料として目を通してもらって、わからないことを質問してもらうくらいの方が、息子本人も私も、ダメージが少なかったんではなかろうか。

 

私みたいに緊張すると少し喋りすぎちゃう方は、就学に向けた面談には資料を持っていくことをお勧めしたいです。

 

うん…次回から私もそうしよう。なるべく質問を受ける姿勢で待っている余裕を持ちたい。

 

 

と言うことで、就学前健康診断での面談。

校長先生には配慮の必要性を伝えられたものの、息子にはもしかしたら辛い時間を過ごさせてしまったんではないかと悶々、失敗してもーた感の強いものになってしまいました。

 

他の親御さんは、先生に困りごとを伝える時どうやって伝えているんだろうか…

 

これからのスケジュール

2019.4「就学相談会(集団)」


2019.6「就学相談(個別)」


2019.9「WISCを受ける」>◯「学校公開に行く」


2019.10「WISCの結果をきく」>◯ 済

 

2019.12「就学前健康診断」結果を学校に相談する/就学先の決定

 

2020.1「看護師・医師との面談」「新1年生説明会」>面談のことはちょっと凹んでいて、かけそうありません…。説明会での個人面談はなくなってしまいました。

 

2020.4〜「サポートルーム」の利用申し込み?>今の所サポートルームの利用はなしですが、引き続き検討中(2020.09)

 

健診後、自治体から就学決定書が送られてきました。これで息子の就学先も無事決定。

次回の「新1年生説明会」ではWISC-IVの結果とサポートシートを作成して持っていく予定です。

 

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年長。検査結果

www.shiratama-anko.com

 

年長。検査までのこと 

www.shiratama-anko.com

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