ある絵本のある場面をお絵描き中。さて何の絵本でしょうか。
ホワイトボードにしようか、それともホワイトボードシートにしようか。
インテリア重視か。実用性を取るか。設置場所はどこが良いか。サイズは。
約1年悩みに悩んだ結果。
- 軽い(落下の危険が少ない)
- お手頃価格(必要になったらまた買い足せる)
- 大きいサイズが多く、用途に合わせてカットできる
- 薄い・脚がないので省スペース
等がポイントとなり、大きなホワイトボードシートをお迎えしました。
子どもたちはホワイトボードならではの大きさでお絵かきしたり、日本地図や国旗のマグネットで楽しんでいて、私が大好きなワード《想像力・創造性を育む》にぴったり。リビング学習との相性も良いです。スケジュール管理に使っている、小さいサイズとはまた違った便利さですね。
今日は我が家でのホワイトボード遊びの様子と悩みに悩んだボード・シートの違い(使い心地など)をまとめました。目次から飛べます。
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家にホワイトボードがあると出来る、あんなことやそんなこと
ここ◎リビング学習というよりキッチン学習?でも触れたのですが、社内の創造性を高めるためにエレベーター・壁一面ホワイトボードの会社が一時期話題になりましたよね。
- ひらめいたアイデアを書き込む
- 他の人のアイデアを足して発展・形にして行く
- (部署間関係なく書き込めるので社内の交流にもつながる)
遊び心や身近な問題から新しい事業へと発展させるために、無くてはならないのがホワイトボードなのです。
↑この記事の中で紹介されている『世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格 』でも、リビングにホワイトボードをおくことを勧めています。
子どもと絵しりとりをしたり子供が先生になって親に教える…なんてことをすると、思考がひろがる・知識が定着するんだとか。
自分のアイデアを臆せず表現する人になってくれたらなと常々思っているので、我が家でもそんな使い方ができたら良いな、とホワイトボード導入を決めたのでした。
ホワイトボードシート(200㎝×60㎝)を壁に合わせて180㎝×60㎝にカット。かなり大きめ。でも兄妹の様子を見ているとこれ位で丁度良かったみたい。リビングの隣の小上がり壁面にポスターと一緒に貼っています。1軍絵本と図鑑をその足元に。
届いてから2週間ほどですが、早速兄妹にもクリエイティブな変化がみられましたよ。
①ダイナミックな絵を描く・ストーリーを作りながら描く
我が家ではA4〜A3サイズの画用紙を使うことが多いのですが。
そこに息子が戦いごっこ描くと、絵ががどんどん膨らんで余白が足りなくなってしまいます。大体「もう描けないから終わりにする」という感じ。構図を全く決めていない。ちなみにお絵かき中ずっと内容を説明してますw
ホワイトボードでは、ストーリーが発展したらどんどん外方向へ書き込んでいけるので、息子の表現ツールとしてかなりピタッときた様子でした。
最初はポツンと車だけ描いてあったのですが
しばらくしたらまた戻って来て、複雑で大きな絵になりました。消防士は頼まれて私がカキカキ。
実はこの絵『しょうぼうじどうしゃ じぷた』のとある場面。
息子は最初じぷただけを描きたくて描いて満足→別の物で遊ぶ→戻って来たらまた描きはじめ…最終的にA1くらいのサイズに。
これもリビングに描ける壁があるからこそ。
他にも、戦闘やロケットの打ち上げなどの場面をどんどん組み立てて、絵巻のように描いていたのが素敵だったなあ。
絵を大きくかけること、気が向いたときにまたかき足していけるのってすごく良いことだなと改めて感じましたね。ホワイトボードが創造性を高めるアイテムだと言われるのも納得です。
公園の地面や大きな模造紙で絵を描いている子どもたちって夢中でキラキラしていて大好きなのですが。兄妹を連れて横浜美術館の子どものアトリエに行った時も、みんな夢中で大きな模造紙に絵の具を塗りたくっていました。
普段の画用紙とは違ったものに大きな絵を描く。それだけで、子供って楽しくてワクワクしているのだと思います。
②マグネット知育玩具でよく遊ぶ
マグフォーマー(本家じゃない方)をはじめ
Can⭐︎Doのフレークマグネットを今回準備。
フレークマグネット日本地図。これとっても楽しい。
フレークマグネット国旗30カ国分。
地球儀をおいて一緒に場所をさがしながら遊びました。
娘が好きな公文の 図形モザイクパズルもペタッっと出しっ放し。兄妹は出す手間が無いだけでよく遊ぶようになります。
③勉強を教えやすい・対話しやすい
家のホワイトボードでは、学校みたいに先生→生徒の一方通行ではなく、親↔︎子で横になって対話しながら進められるのが良いところ。
息子は視覚認知凹(私見)。ひらがなも漢字もます内にバランスよく書くことが難しいので、とにかく大きくホワイトボードに書いて説明するようにしています。
息子の字を真似して書く→その横に綺麗な字を書く→並べて違いを説明すると息子がわかりやすいかなと思っていたけど…そうでもなかった!!!辛 まぁ私が教えやすいのは確かです。
息子先生、教科書で見た漢字の成り立ちを説明する授業を開いてくれてる。めっちゃ楽しい😄
— 白玉あん子@小2年長 (@ShiratamaANKOD) November 19, 2020
?のところは忘れちゃったらしいので、一緒に調べ中。 pic.twitter.com/5PcogXMb5L
これが一番買ってよかったと思った時ですね。
学んだことを人に教えると、学んだことが定着しやすい・より深く理解しやすいというので、これからも”子ども授業”をどんどん開講してほしいところです。
④ その他:これからやりたいあれこれ
先ほどの記事と子どものうちから必要な「プレゼンテーション能力」を伸ばすために家庭でできることを読んで、ホワイトボートと一緒に取り入れたいことが、まだまだありました。
- 絵しりとり
- 子供が学んだことを教えてもらう
- 子供が欲しいものプレゼン
- 疑問に思ったことを一緒に考察する
- 家族会議
特に《子供が欲しいものプレゼン》は子供のつよーい気持ちがわかるのはもちろん、子供も親を説得するために良い情報をあれこれ探してくるっていうのが面白そうなんですよね。
例えば子供がゲームが欲しい時、自分の欲しい気持ちだけを伝えるだけじゃなくて「運動不足に良いよ」「漢検のソフトがあるよ」とプラスになる情報をもらうと「それいいね!」となる親も多いのではないでしょうか。
私はゲームをいつ渡そうか迷っている段階なのですが、いつかそういうプレゼンをがあったら面白そうだなと妄想しています。抑圧したら怖いことになるよ!なんてアプローチもありますね
プレゼンはスポーツや芸術ほどにはセンスを問われない分野ですから、「ノウハウ×練習」で上手になるんですよ! プレゼンは筋トレと一緒なのです。
私もプレゼンが苦手だから子供と一緒に筋トレだな。何をプレゼンしようか。家事の分担とか?
さて、我が家で取り入れたいものはこんなところ。他にも良さそうなものがあったら更新して行きますね。
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ホワイトボード・シートの違いと、選ぶときに注意すること
いつもなら我が家での使い方までで終わるのですが。
が!
1年もずーっとホワイトボードとシートのことを考えて、商品レビューも見まくっていたのでちょっと書かせてください!!興味ない方はそっと閉じてくださいませ。
さぁ後半に行くぞ。
ボードならこれだった。コクヨの軽量タイプ
スペースと床の痛みを鑑み、ボードの壁掛けが候補。
ホーロー製は寿命が長くしっかりしているとのことでとても良いのですが、重くなることと商品展開的に壁いっぱいの横幅にすることができないので、この軽量タイプを考えていました。
ボードタイプの良いところ
- 磁力が強い、普通の磁石でも使える
- 枠があるのでインクで壁が汚れにくい
ボードタイプのちょっとな、というところ
- 重くて(5〜11㎏)設置が大変そう
- 固定方法に不安が残る。地震などで落ちてきそう
- 処分に困りそう
- (我が家は並んで書くために横幅が欲しかったので)ちょっとサイズが小さい
- (枠がインテリアに馴染まなくて気になる)
壁の横幅に合わせた大型のものとなるとお財布つらいなーというのも問題でした。
使い心地はみなさんご存知の通りなので、あとはご家庭の設置スペースが広く、しっかり固定できるようであれば、ボードタイプが良いと思います。
同じようなシートが沢山あるけど、磁石は強力なものにするべし
最初と重複しますが
シートタイプの良いところは
- 軽い(落下の危険が少ない)
- お手頃価格(必要になったらまた買い足せる)
- 大きいサイズが多く、用途に合わせてカットできる
- 薄い・脚がないので省スペース
等ですね。
ハサミで簡単に切れたのは結構驚きでした。子供が遊びやすい高さに貼れたのも良かった点です。白玉家では《大人は座って・子供は立って書く高さ》を追求!床から60㎝にぺたり。
シートタイプでも安心のコクヨを検討した時期もありましたね。
付属のシールを貼ると専用アプリCamiAppで四隅スキャンしてデータ化できるものあって、絵や家族会議の内容を保存しやすいなと。在宅ワークで使うのには良さそうだなと。
でもサイズがやっぱり限られてくるんですよ。>コクヨ
そんなこんなで悩んでいるうちに、私が優先するのは、兄妹並んでお絵かきできる横幅だという結論にたどり着き、200㎝×60〜90㎝でカットできるこのシート↓に落ち着いたのでした。
ホワイトボード マグネットが付く 壁に貼れる 自由にカット マーカーペン、イレーザー付き 60㎝×200㎝ 厚さ0.6㎜
正直なところ、機能が同じようなホワイトボードシートは沢山あるんですが、ここのレビューは「まぁ問題がなさそうというだな」と感じたことと、値段が安すぎず高すぎずちょうど良い…というなんとも主観的な理由で決めました。
結果、当たりというか問題無しだったので良かったです。すでに自分用にも欲しい。あと一応サクラチェッカーで信用度を計測もしました。あくまで分析ではありますがさくらなしとのこと。
シートタイプのちょっとな、というところ(商品レビューで言われていた問題含め)
- 磁力が弱い
- 貼るときに折り目がつくかもしれない(うちは貼る時は無傷:シートの巻き癖を伸ばすために床に平置きして娘に隅を踏まれた時は流石に線が入ったけども)
- 壁紙との相性があって剥がれやすい場合があるらしい(うちはサンゲツの壁紙:マステだと剥がれちゃうので心配してたけど大丈夫だった)
というところかな。
シートはボードより本体の磁力が弱いのは確かなのですが、そういう場合は ネオジムの磁石 を使えば大丈夫です。レビューで話題になることが多く気になっていた点でした。
公文の国旗カードもこの通り。学習に使う分には問題なし。レビューにもあったけど調理器具だと無理かな。
あとシートは厚みが結構重要で、値段に関係なく薄すぎると貼るときにシワになりやすいということなので、厚みとシワに関する情報はよく見てみてくださいね。0.2〜0.8㎜のものが多かったです。
貼ったシートは0.6㎜なので、まぁまぁ厚みがある方です。そのおかげで貼るときにグニャっと折れてもシワになりませんでした。
こうやって写真に撮ると壁紙の凸凹を拾っているのがわかるのですが、書いている時は全く気になりません。
番外編:さらに高性能のシートも
家の壁紙がかなり凸凹でくっつくかな?という方には、凸凹のある壁用に専用の下地シールがあり、水で落とせるクレヨンキットパスのセットがあるこのお店が良さそうでした。大きさのバリエーションも豊富です。
最後に:ホワイトボードで何をしたいか?で選ぶ
最後にホワイトボード・シートのどちらにするか、選ぶポイントをまとめます。
- 設置場所が確保されている。今後固定しても高さを変える必要がない。塾のようにしっかりとした素材で描き書きしたい場合はボードを
- 子供と一緒に使いたい。壁一面に貼りたい・小さく切って色々なとこに貼りたい。部屋の壁に馴染ませたい。そんな場合はシートを
良い点悪い点はそれぞれあるのですが、《何をしたいか》をはっきりさせると、案外早く決まるかもしれません。
さてさて、長々と書いてきましたが。
ホワイトボードの使い方、選び方のヒントになるものはあったでしょうか。
私がレビューと説明を読みまくった時間が、誰かの役にたちますように!
インテリア重視のおしゃれガラスホワイトボードやマグ壁、堅実なボードを経てシートに落ち着いた白玉からでした。
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