「お金をかけない英語」をテーマに、ゆるゆると約4年続けてきたおうち英語ですが、娘の思いがけない言葉でめでたく卒業。少しお金をかけて学ぶ段階へと進むことになりました。
後半に開始4ヶ月後と8ヶ月後のReadingの動画を載せています。
さて、娘(5歳)と息子(7歳)が4年間取り組んできたことはこの記事の通り。
無料アプリやAlexaの定型アクションで英語の掛け流し、映像コンテンツを見るのが中心の日々でした。PrimeVideoにあるBCCの作品(字幕版)や YoutubeのNumberblocks・Cats the Musicalあたりが今のお気に入り。
そんなある日。娘が突然言ったのです。
「英語も読みたい」 と。
娘が1歳2ヶ月か4ヶ月頃に始めた、ゆるゆるおうち英語(かけ流し+英語アプリなど)ですが!
— 白玉あん子@小2年長 (@ShiratamaANKOD) December 29, 2020
日本語の絵本が読めるようになってきた5歳「英語もよみたい」頂きました!ぐんぐんにゃードリル本腰いれつつ英語アプリ探索の旅に出るか‥khan academy以外に良いものあるかな。
おうち英語を始めた時期が曖昧…
丁度ひらがなとカタカナを覚え、絵本を一人で読むようになった時期。
英語も生活の一部になっていたからこそ「英語も!」となったのかもしれません。おうち英語続けてきてよかった。
と言うことで、急いで次のステップの準備じゅんび。
指導要領の変更で小学生の英語学習が当たり前になりつつあり、その影響か”おうち英語”も盛り上がって沢山の情報が手に入ります。
その中で、全くお金をかけないことはできないけれど、”極力”お金をかけずに力をつけられて、毎日細くでも長く続けられそうなものをズボラ基準で選定した結果。多読・フォニックス・オンライン英会話にたどり着きました。
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インプットを強化しつつ、アウトプットする場を作る
- インプット:多読・フォニックス
- アウトプット:オンライン英会話
おうち英語界隈では定番ですが、それは英語を母国語とする国の子供たちも同じように学んでいるからなんです。
イギリス在住の筆者のブログに、英語学習の流れがよくわかる説明がありました。
彼ら、彼女らの英語の勉強は、幼稚園でフォニックスと呼ばれる英語の綴りと発音の関係を理解する訓練からはじめます。小学校に入ると、スペリング、文法、ボキャブラリーなどを毎日の授業で習うようになります。小学校の中学年から高学年では、単なる英語ではなく、上手なスピーチのしかた、さまざまな文章スタイルの違い(詩、フィクション、レポートなど)といったことを学んでいきます。
彼らは自然に英語を身につけるのではなく、こういった日々の勉強を通じて英語をマスターしていくわけです。
引用:ネイティブの子供達が英語の勉強に使う無料ウェブ教材が大人にもおすすめ | 英語猿
アメリカの小学校の様子。Readingが重要とされています。
日本の学校、アメリカの学校、違いは沢山あるのですが、とりわけ大きく違うのが、Readingだと思います(中略)
こちらの先生が口酸っぱく言うのが、Independent Reader にならなければいけない、ということ。これは、まず一人で読めるようになることもありますが、自分で読みたいものを選び、楽しみながら読むこと、また自らチャレンジしてどんどん難しい本にチャレンジしていくことも含まれます。
引用:アメリカ流、読書好きの育て方 — Future Edu Tokyo
息子の小学校の読書の時間は、好きな本を読むことになっています。アメリカではレベルが細分化され、どのレベルの本を読むのか計画表があるようです。
フォニックス学習・多読アプリReadig Eggs・Raz Kidsを始めて
イギリス・アメリカ・オーストラリアなど外国の子供達が、実際に学校で利用しているアプリとして紹介されていた、Reading EggsとRaz-Kids・Headsproutを使ってみることにしました。
Reading Eggs(1,130円/月)
Phonics・Math・Readingなどを、カラフルなアニメーションで学べる楽しいアプリ。すごろくのようにMapを進んでポイントを貯めます。
娘が開始したのは2021年2月〜。現在Mathがお気に入りです。
簡単な単語から入って、
テストに合格すると、本で確認する仕組み。
6月頃からはタイピングするまでになりました。
が、ここで少し難しくなったようで、一旦自主的にもどって復習しています。
娘よえらい!娘のペースで進んでくれたらそれでよし!
娘お気に入りのMathは10までの数唱などから始まり、
時におはじきで数も使いながら
足し算引き算・10のまとまり・図形を経て、
掛け算を学び中です。
学年設定がないので、合格基準に到達するとどんどん難しい問題に挑戦できます。
有料アプリですが、3歳〜13歳のネイティブの子達と同じ学びをこのアプリ一つでできるので満足度がかなり高いです。
フォニックスも算数も多読も…”英語で〇〇を学ぶ”にはぴったりなアプリです。
Raz kids・Headsprout(1,000円/年…代表者によって変動)
Raz kids(多読)・Headsprout(フォニックス)は、日本でもよく知られている英語学習アプリ。
人気の理由は少しずつレベルアップできる仕組みと本の多さ、そして年間利用料の安さ。
他には無いってくらいコスパが良いです。
これぞ”お金を極力かけない英語”の味方!
進め方としては、
- 本の読み上げ機能を聞く
- 自分で音読する(録音する)
- 本の内容についてのクイズに答える
この3段階でクリア。
1段階クリアするごとにポイントがたまって、宇宙船の小物を買ったりロボットのパーツを取り替えたりできます。
娘はポイント制に興味がないの部屋は地味なまま。でも不思議と続いています。
多読にとても便利なアプリですが、Reading Eggsよりアニメーションが地味なので年齢が低いとそこが継続の難しさにつながるかもしれません。
今回はもう単語や文が少し理解できるから続いていて楽しんでいますが、娘は過去2回(2歳3歳だったかな)お試しした時は見向きもしなかったので、始める時期は要注意。
注意点がもうひとつ。
Raz、実は利用方法が少し特殊なのです。
共同利用と言って、利用料(12,000円/年)をまとめて先生(代表者)を見つけて申し込みます。
もともとネイティブの先生が生徒にアカウントを分ける用途で使われているものなので、こういった申し込み方法になっているみたいなのですが、この代表者を見つけるのが難しい。
私は運良くRazとHeadsproutのセット1,000円/年程で利用できる代表者をSNSでみつけられましたが(代表者が年会費をきめて枠を売る方式なので、代表者によって値段が上下する)、代表者をかって出る人が少ないのと、一回始めると継続する人が多いので枠が空かないんですよね。
共同利用の枠が見つからない時は、自分で代表者になって利用者を募るのもいいかもしれません。
と話が長くなりましたが多読にもってこいの内容なので、娘がReading eggsでフォニックスとMathを終えてたら、Raz一本にしても良いかなと考えています。小2くらいには一本化できるかな?
アプリを使いはじめてからの娘の様子
Raz(多読)は細かくレベル分けされていて、aa A B C …Zとレベルアップ。1レベル90〜100冊分の電子書籍が読めます。
開始して4ヶ月経った娘のReadingの様子です。
※注意※公開するつもりなかった記録動画なので手ブレがひどいです。すみません。
Razのレベルは一番簡単な "aa" 。
フォニックスで音のルールを学ぶことで、単語を読むというより一つひとつ音を確かめながら読んでいるようです。
録画したのは5月ですが、ここまで読めるようになるのは結構あっという間で、2月中でも同じくらい読めていたと思います。
娘も読める・わかることが嬉しくてたまらないという感じ。毎日Raz・Reading Eggsを取り組んでいます。
今まで耳から目からなんとなく吸収してきたものの読むとなると難しい…というところから、音のルールがどんどんわかって読めるようになる。パズルがはまるような素晴らしい瞬間に立ち会えました。
さてさて、こちらは最近。
開始して7ヶ月経った娘のReadingの様子です。
※注意※こちらも公開するつもりなかったので手ブレが。すみません。
Razのレベルは aa A の次の "B" 。
少しずつですが、着実に上達しています。ちょっと間違えちゃうのもかわいい。
レベル B は本に関するクイズが難しいらしく「読むのは楽しいけどクイズに答えたくなくてやりたくない」という事態に。ヒントを出せば答えられるけど、すべて私任せになってしまっては意味ないのでクイズは飛ばすようになりました。
今は音で読めるようになることを優先。娘ならレベル内を何巡かするうちに答えられるようになるでしょう。
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オンライン英会話は毎日何回でもできるNaitive Camp
インプットしたらアウトプット。
ということでオンライン英会話は24時間・何度でもつなげるネイティブキャンプを利用しています。
Naitive Camp(6,480/月)
一人だと6,480円/月ですが家族内で加入者が2人目3人目と増えても、一人につき+1,980円というところに惹かれました。通う英会話教室だったらきっと送っていけないという問題も出てきただろうけど、オンラインなら娘がその気になればいつでもできる。しかも24時間何回でもできる。
息子も余裕ができたら英会話やりたがっているので、この情報を目にした時に絶対ここにすると決めました。
さて、内容はどうなんだというところなんですが。
NHKの英語番組に出てくる短いドラマみたいな動画が沢山あってテキストも多いです。これは入会してから知って驚いた点。
もちろん英会話の講師もみんな優しくて5歳の娘にも丁寧に教えてくれます。
娘がつまらなそうだったら好きな曲は?と歌の授業に変更してくれたり、緊張してたらパペットで和ませてくれたり。
入会前は大人向けの場所なのかなと少し心配していましが、キャラクター講師(3Dのクマ”Teddy”)までいて、何の問題ありませんでした。
因みに追加料金を払えば予約可能。毎回同じ先生の授業を受けることもできますが、やりたい時間帯にやりたいだけやる(5分〜25分自由に設定可)というのが娘流。
フリートークになると固まりがちな娘も、毎日のように繰り返すことによって肩の力が抜けて毎回の先生選びも迷いがなくなりました。フィリピンの先生が好きみたい。
まとめ:お金を極力かけない英語。もう少し低予算にできないかなとも思ったけれど
Reading Egggs に Raz に Naitive Camp 。
あれ、月額結構かかってない?と思った皆さん。
1,130円+84円+6,480円=7,694 円也
…実は私も…開始当初は思いました。
公文英語と同程度の価格。
英会話に週一行くより安い。
後々は英会話だけにする計画だから今だけっちゃ今だけ。(その頃は洋書を買うことになりそうだからもっと掛かるようになりそうだけども)
他の習い事の兼ね合いもあり、もう少し費用を抑えられたらなぁというのが本音でした。
でも娘の姿をみて、この価格で毎日好きな時に取り組める、本は読み放題、先生選びたい放題というはやっぱりすごい。これが我が家にとって最適なメニューだなと思えるようになりました。あとは息子もアプリで遊んでいるので、2で割ってしまうともう安い。
今回紹介した方法以外にも、紙の絵本や音声ペンなど多読を進める方法は沢山あります。基本的にアプリと同じことを紙でする方が費用はかかってきますが、目に優しいなどのメリットもありますよね。
お金をかけようと思えばいくらでも掛けれる世界なので、お子さんの年齢と相性(そして親が続けられるか)をみて、無理のない選択をしていけたら良いですね。
番外編
①Androidアプリ「Read Along」は読み聞かせに
無料英語絵本アプリRead Along というアプリがあるのですが、これがまた良いので併用しています。
Googleがコロナ禍の子供達の学びの手助けになるようにと公開した音読アプリで、読むと発音判定をして褒めてくれたり、違う場合はもう一回と促してくれます。
娘が使うというより私が娘への読み聞かせをする時によく使っています。
②今ならわかる!あの時もっとやっておけばよかったこと
英語を楽しむ下地づくり。遊びの一環。
今年の2月までそんな位置付けだった我が家のゆるおうち英語。
最初こそフォニックスの強化していましたが、息子の就学後はかなりおざなりに。最終的に好きなコンテンツを見たりアプリすれば良いか〜となっていました。笑
でもそこは踏ん張って付き添って、もっと娘の頭にのこるようにしたらよかったなと。ふんわりとは入っていた模様。
フォニックスを先に覚えて音のルールがわかれば、単語を知らなくても絵本を読めるようになるので多読へのきっかけになります。
まだお子さんが0歳〜6歳で遊びながらおうち英語をしているよ〜という方は、日本語を読めるようになってきた頃にフォニックス強化すると、日英同時に音読ができるようになるかもしれません。
参考にしたブログ
- アメリカ流、読書好きの育て方 — Future Edu Tokyo
- 小学生の英語学習のヒント。おすすめの勉強法・単語・アプリなど。 | 話す英語。暮らす英語。
- ネイティブの子供達が英語の勉強に使う無料ウェブ教材が大人にもおすすめ | 英語猿 | 英語猿
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