福音館書店と言えば『ぐりとぐら』シリーズをはじめ、『だるまちゃんとてんぐちゃん』『ぞうくんのさんぽ』などなど私たち親世代も懐かしい名作、今でもほっとする様な絵本を多く出している出版社です。
月刊誌も多く、中でも私が大好きな『かがくのとも』シリーズ(5〜6歳向け)はその頃の子どもたちが「なぜ?」と疑問に思うことに答えてくれるものばかり。
兄妹が8歳6歳になった今も、ちょこちょこと揃えている絵本です。子どものお気に入り度<私のお気に入り度 なのですが。笑
そんな福音館書店の月刊誌。
小学3年生から向けの『たくさんのふしぎ』があるというので見てみると、どれも流石のラインナップで申し込まずにはいられませんでした。
福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」(小3〜)を申し込んだ。
— 白玉あん子@小3小1 (@ShiratamaANKOD) February 1, 2022
年間お届け作品、どれもツボだ😍https://t.co/WzCQ6gO6EJ pic.twitter.com/dErARSHQe7
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『たくさんのふしぎ』はこんな月刊誌
「ふしぎ」を知ると世界がかわる!
自然や環境、人間の生活・歴史・文化から、数学・哲学まで。あらゆるふしぎを小学生向きにお届けする科学雑誌「たくさんのふしぎ」。第一線で活躍する研究者や専門家が、世界にあふれるふしぎを、子どもたちが自ら感じ、考え、理解していけるよう導いていきます。
引用:【小学3年生から】たくさんのふしぎ|月刊誌のご案内|福音館書店
今回申し込んだ『たくさんのふしぎ』が、絵本である『かがくのとも』と大きく違うのは、作者が研究者や専門家だという点。
絵や写真・文章どちらも担当していることが多く熱量の高さが伝わってきます。
児童書・絵本作家の作品よりも専門的な内容・経験談が盛り込まれて、練られた物語を楽しむというより、知ること・学ぶことに重きを置かれています。理科社会で一瞬触れられるようなことを、深く掘り下げていく感じ。
噛み砕いて説明している分文章も長いものの、漢字には全てルビが振られているで本好きの子なら小3以下でも大丈夫かと思います。
3月号『ツミ』兵藤崇之
※以下福音館書店公式の書籍紹介リンク
小鳥のふわふわな様子や、野生の鳥を観察する時の注意点などなど、絵にも文章にも鳥への愛に溢れている本でした。専門家なので情熱があって当然っちゃ当然ですが、私は作品から観察している動物への愛情が作品から伝わってくると何故か嬉しくなってしまうんですよね。
「観察者の心得”木化け”」の挿絵では不審者の風貌のイラストで(笑わせにきているわけではない…はず?)笑ってしまったのですが、”ツミにストレスをかけないように””まわりに住んでいる人たちの迷惑にならないように””巣の場所は秘密に”など、観察する時に大切なことも漏らさず盛り込まれていて流石でした。
4月号『家をまもる』小松義夫
家の違いから、その地域の風土や歴史、文化・宗教・暮らしの違いを知ることができます。地域によって”何から”家を守るかが違う点も面白いところです。
日本のように天災・動物だったりすることもあれば、海賊などの外敵から守るために要塞化した都市も出てきます。復讐から身を守るための「復讐の塔」が世界各地にあるとは驚きです。
個人的にはとっても好きなジャンルなのですが、兄妹の反応はイマイチで残念でした。
5月号『地球横断の旅』石川直樹
自転車好きの息子が興味津々で聞いていた本。
冒険家の暮らしが過酷なのはわかっていることですが、それでも「えぇ…」と驚いてしまうことばかり。
息子は無邪気に「すごい」「行ってみたい」と言っていましたが、我が子が地球を横断するなんてことになったら、運営だけじゃなく親もGPSであなたの位置確認できるんだよね?と私だったら息子に詰め寄ってしまうかもしれません。
いやぁそれにしても過酷。
それでも登山家や冒険家が「もう一回」と向かっていく不思議さは、体力のない私には一生わからないのでしょうが、人との出会いや風景の素晴らしさなどを写真でみると、良いとこどりだけしたくなってしまいますね。
さてさて。
もうすぐ届く6月号は『うんこ虫を追え』。
兄妹がきゃーきゃー嫌がる(喜ぶ)様子が目に浮かびます。笑
おまけ1:Amazonで一冊ずつ購入可能。ただ…
好きなものだけ選んで注文したい場合は、Amazonで一冊ずつ注文することも可能です。
※以下Amazonの書籍リンク
ただ、数ヶ月経つと商品や配送料がやけに高くなってしまうのが困りどころ。人気のテーマだとそれが顕著なので配送料は要チェックです。
私が気になっているバックナンバーも送料が…
『ブラックホールってなんだろう?』のように傑作集としてハードカバーになって出版されるまで待った方がいいのかなぁと迷い中です。月刊誌はソフトカバー
おまけ2:『学研の科学』復刊
子育てを始めてかつて私も大好きだった『学研の科学』が休刊したと知って驚いたのですが、2022年7月に復刊することになったとのことで、早速復刊第一集を予約しました。
学研の科学 水素エネルギーロケット。最高到達点は5mほど。宇宙まであと99995m。打ち上げたロケットをキャッチするのは目的ではないけど、キャッチできるとうれしいです。音が響く場所なのでバァ〜ンと動画では聞こえますが、実際はパンっという小気味よい音です。#学研の科学 pic.twitter.com/GWXQeleOPB
— 「学研の科学」公式(Gakken) (@kagaku_gakken) April 15, 2022
2022年夏、『学研の科学』が復刊! 世界を作っていく子どもたちに贈る、科学がつなぐ未来とは──
付録がおもちゃ寄りになったことが、休刊になってしまった理由のひとつとな。
確かに人体骨格モデルはシンプルな方がいい。
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