冷たくても子どもたちは元気一杯!声をかけてもなかなか出てきてくれない
この夏は、神奈川県の山奥へ向かいました。
それは兄妹(4歳2歳)初の川遊びをするため。
都内からでも1時間半から2時間程と近く、日帰りでも十分いけちゃう神奈川県丹沢の清流。
今回はここで過ごした兄妹の夏を振り返ります。
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大人も子どももハマる清流の魅力
今回宿泊したのは神奈川県愛甲郡清川村にある『丹沢ホーム』という国民宿舎。
ここもなかなか魅力的だったのでまた後日まとめますね。
この丹沢ホームの目の前を流れる川で一日中過ごしました。
真夏だというのに川の周りは日中も涼しい。
川の水はもはや冷たいです。
小学生の頃にガールスカウト的な習い事をしていた頃は丹沢によく来ていたので、なんだか懐かしい気持ちにもなりました。
関東近辺のメジャーな避暑地(軽井沢や清里)と違い、空いていてまわりに何もありません。なんと圏外なのですよ(丹沢ホームにwifiは有り)。
ただ涼む
ただ眺める
ただ「なにもしないをする」
にはもってこい。
そしてまったく混んでいない。←重要
近所では聴けないヒグラシの声も響いていた
まぁ実際は兄妹(4歳2歳)にくっついていたし、思っていたより流れが早いところもあって常に子どもに対して下流で待機するなど大人は気を張ることも必要です。
それでも、清流で思い切り遊んでいる彼らは本当にキラキラしていて、見守り隊に徹していても全く苦になりませんでした。いやむしろ楽しい。快適。
この旅は子どもたちにとっても、夏バテ気味の私たち親にとっても大成功でした。
子連れで川遊び:良いのはこんなとこ
海・山・湖・川。
夏のレジャーはたくさんありますが、今回の旅で断然川派になった私。
特に赤ちゃんや幼児のいる家族の水遊び初体験は断然川をオススメしたい。
お盆が終わり海はクラゲが出る季節ですが、川はまだまだ行けますよ〜。
安全な水・日差しが優しい
川もヤマメもうつくしい
丹沢は幾つも湧水場(名水)があります。川も同じように山という自然の濾過場をくぐって来ているのでとても綺麗で透明度も抜群。
川の水をそのままガブガブ飲料水に、というのは流石にしないほうが良いのですが、関東圏の海水より何倍も綺麗で安全なのは間違いなし。海と違って塩分でベタベタしないので一日中爽やかな気分です。
都内だとお台場海浜公園が子連れ海水スポットですが「遊泳はOK。でも顔をつけちゃだめ」という決まりがあるのです。うぅーん、幼児を連れては行く気にはちょっとなれませんよね。
また嬉しいことに川沿いは大体木陰なので体力の消耗がありません。子どもは海でもどこで〜もいつまで〜も楽しく遊べそうですが、みている大人の体力は有限ですから大助かりです。そして滞在中蚊に一回も刺されず。ヒルはいるようですが、虫除けのおかげか吸血は免れました。もしくっつかれてしまったら塩を振り掛けると離れます。
家族旅行って基本つかれに行くもんだと思い込んでいたのですが、2泊3日で疲れるどころかすっかりリフレッシュ。一緒に行った友人の癒し効果もあって、帰宅後もしばらくとても穏やかな母で入られました。今も行く前よりは優しい母のはず(小声)
しかも川では心地よい日差しだったので日焼け止めも塗らずに過ごせてしまいました。日差しに弱い赤ちゃんも木陰でそのままお昼寝できたくらい。これが海だったら。。。恐ろしいことになっていたでしょう。
五感をフル活用!それぞれのペースで水遊び
宿前の川は基本的に10〜20㎝くらいの浅さで一箇所だけ深いとこがあります。小学生くらいになると深い(120㎝程の)ところに集まるので、幼児と遊ぶ空間の住み分けができます。
豪快に岩場からジャンプするお姉さんたち。
水流に負けじと踏ん張るがちょっと腰が引けている息子。
石ころを投げ続ける娘。
それぞれ自分の遊びに熱中しているのがとても可愛く、そして面白い光景でした。
1・2歳で意外とあるあるなのが「海を怖がる」こと。息子2歳の夏はそれで大失敗したことがあります。「夏の楽しい思い出を」が一転、息子の悲鳴ですぐさま退散。海を怖がるなんて計算外で当時は大分凹んだっけなぁ。足の裏につく砂の感触や、波そのものが怖いと感じる子も少なくないようです。
川への反応は?2歳娘の3日間
そんな息子の時の失敗もあって、娘はまだ海で遊んだことがありません。
娘の初川体験はどうだったかというと
1日目:川に入らず川辺の石をひたすら投げる
2日目:最初の方は石投げ。だんだんと視野が広がり胸まで浸かる深さを超えて対岸へ
3日目:石投げ。対岸そして上流へ散歩
最初は目の前の小石と「かわ」(今回覚えた)の流れが楽しくて仕方のない様子の娘。黙々と投げ込む作業していたかと思うと、ふと視界が広がったのか対岸を指して
「あっちへいきたい」
と言い出しました。
手を繋いで一歩一歩。流れも早く娘の胸まで冷たい水に浸かった状態で、怖い気持ちもあったかもしれませんが渡りきることができました。とても自慢げに私を見上げた娘が頼もしく、私も嬉しくなりました。
川はどうなの?かつて海を怖がった4歳息子の3日間
1日目:小学生の子達が遊ぶ深さへは足を踏み入れず、浅いところをぐるぐる歩く
2日目:ブランコと水鉄砲にハマる
3日目:ゴーグルや浮き輪を貸してもらい川の流れに乗ってみる
2歳の夏は灼熱の台場の海で大号泣した息子。そのた3歳夏の水遊びは公園のじゃぶじゃぶ池がメインでした。4歳の夏にして初めて、自然の中で水遊びができたってことですね。
そして川での息子の反応は。。。最初から全く怖がりませんでした!
それどころか私が「川の深いところは泳げるようになってからね」と注意しなかったら、そのまま深みに突進して行くところでしたよ。経験がないから見た目と深さの違いがわかってない。怖い怖い。
川遊びだとウォーターシューズをずっと履いているので、海のように砂利の不快感がないのが楽しめた一因かもしれません。
川が好き。だから「楽しい」だけではなく「こわい」という感覚も大切にできるように
毎年水の事故も多発するのが夏休み。これから兄妹も大きくなって兄妹だけでサマーキャンプにいったり、もっと大きくなれば友達だけでレジャーを楽しむようになります。親がつきっきりで居られる時間って意外と少ないんですよね。
だから今から美しい自然も、自然の持つ危険な面もしっかり教えて行きたい。
そういう思いが私の中に大きくあります。
3日目にほんのちょっと薄暗い上流へお散歩した時「こわい」と娘が足を止めました。私は感心しました。この感覚は大切だよな〜と。
水深は10センチくらいだし、ベースから20メートルくらいしか離れてはなかったのですが、彼女の今までの経験から(なんか)怖いと感じたんでしょうね。やっぱり薄暗さでしょうか。
自然の中で遊ぶことはとても楽しいですが、いつ深みにはまって流れに巻き込まれてしまうかわかりません。
無理はしない・油断しない・なんか怖いと思ったら進まない
当たり前だけど、夢中になると忘れがちなこと。
大切なこととしてこれからも毎年確認して行きたいものです。
また、川遊びで注意したいのは体温が下がりすぎること。
発達障害(またはそうかもと思われる)の子どもは特に注意して見てください。私がそうなのですが寒さに対して感覚鈍麻があり、寒さを自覚するのが他の人より大分遅いのです。全然寒いなんて思っていないのに、気が付いた時には震えが止まらないほど体温が奪われていたこともあります。
特に体の小さな幼児だと体温が奪われやすいので、大人が適度に声をかけて温かな飲み物を飲んだり食べたり火に当たったり、休憩を挟みながら遊ぶのがオススメです。
美しい流れに足を入れるだけでも癒される
派手な観光地もなく、宿と川で過ごした3日間。私はとても楽だったのですが、普段は自然に触れ合う機会がほぼない兄妹には相当刺激になったようです。
息子は自然に対する愛着が大きくなって、いつも行っている公園の幹の色の違いに気がつくように。虫にも触れるようになりました。
娘は帰ってきたら言葉が増えました。「ママ、お人形さんと一緒にお風呂に入っていい?」だったかな。いきなりすごい長文ではなすようになってかなり驚きましたよ。
あと嬉しいことに、2人がまた仲良しになった気がします。一緒に遊んだお兄ちゃんに可愛がってもらったからか、妹への気遣いが上手になっている!!
自然の中で遊ぶときはちょっとした注意が必要ですが、子ども自身がそれを十分わかっていて、五感を使って川を注意深く観察しているのが何より感心しました。
そんな遊びが毎日できたら良いのになぁ。
彼らのしたいことをじっくりとやり、私も家事も仕事もせず遊ぶ子どもたちを見守る。
親子共々充足感を得た旅となりました。
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