赤ちゃんから幼児期(1歳〜6歳)の習い事でよく聞くリトミック。
よく似たものと挙げられるムーブメントというものがあるのをご存知でしょうか。
私は人に紹介されるまで全く知りませんでした。
でも話を聞いたら興味ワキワキ。
ってことでまず息子からムーブメントを体験して見ました。
その後娘も通っていますよ。
ダンスが大好きな娘はリトミックも習い始めてみました。
今日はリトミックとムーブメントを両方体験した白玉が、それぞれどんな特徴があるのか、どんな子・親に向いているのか、つらつらと書こうとおもいます。
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リトミック・ムーブメントの特徴とは?
手法・目的などは詳しく乗っている協会HPがたくさん出てきますので、今回はあくまで私が体験して感じた主観メインで進めていきます。
リトミック
- 音楽ありき。
- 先生の音楽に合わせて体を動かす。
- 多くは先生一人で演奏・指導する。
- 音楽教育の側面があり、リズムや音感を体を使い表現する力を育む。
- マラカス・タンバリン・スズなどの楽器。スカーフなどの布を使う。
- 何をどう使うか、先生が提案することが多い。
- 塗り絵をしたりしながら音符を学ぶことも。
- ピアノなどに通う前の1歳〜6歳位までの未就学児が主な層。
先生の好みで色々な曲が出てきます。ジブリの曲、春夏秋冬季節の曲、流行りの曲。先生が弾ける曲・子どもが喜ぶ曲ならなんでもOK!
先生が音楽を早くしたり、ゆっくりにしたり、止めたり・・・のゲームが好きな子が多いですね。
先生が伴奏して歌ってルールを決める、子どもを先導していくイメージです。
>音楽あそびの先にあるリトミック本来の“ねらい”が子どもの内面を育てる|音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」
ムーブメント
- 動きありき。
- 子どもの動きに合わせて先生が音楽を即興する。
- 遊びを提案する先生(ファシリテーター)と、音楽を伴奏する先生、少なくとも一人ずついる。
- 音楽療法がベースとなっており「動き」を意識させるための小道具が沢山出てくる。
- それをどう使うかは子どもの自由で、都度先生はその場の空気に沿って進行する。
- パラシュートはムーブメントの象徴的アイテム。
- 他には五感を刺激するもの…ボール・布・毛糸・楽器…先生のアイデアで何を使うかは自由。
- 1歳〜12歳位までの子どもが主な層。
- 親子一緒に参加が基本。
音楽は常に流れているものの、その場の出来事をドラマチックにする効果音としての役割も大きいです。
子どもがジャンプしたらそれに合わせてジャッジャーン。その子がその場の主役になる素敵な演出です。
みんなで行進するときは音量が上がってそれに合わせた曲を。
でも基本的にはラウンジの生演奏のような、ちょっと遠くに聞こえる心地よい音量です。
日本では発達障害の療育としても広がってきています。
幼児が対象だと特に新しい感覚や動き、言葉の意味を動きで知ってもらうこともテーマになっているようでした。
親子の心を癒す・信頼関係を育むという側面を持っていることも回数を重ねるごとに感じています。
どんな子・どんな親に向いている?
これも私の主観ですが
- 音楽表現を豊かにしたい
- 音楽が好き
- 踊ったり歌ったりが好き
- 少し先に楽器を習う予定だけどまだ早い
→リトミック
- 子どものやりたいことを見守りたい
- 例えば…大勢人がいるところや場所見知りをしやすい・落ち着きがないなどがあり、習い事を躊躇している(この集まりでは走り回ってもOK。子どもがしたいことが尊重されます)
- 子どもとの接し方・遊び方に困っている(絆を深めたい)
- 子どもに自信をつけたい
→ムーブメント
といったところでしょうか。
違いと魅力
ぱっと見、ピアノを使う、踊ったり歌ったりする、という共通点があることで比較されやすいリトミックとムーブメント。
私も両方体験するまでは何が違うのか、よくわかりませんでした。
でもここまで読んでくださった方ならわかる通り、実際は全くといっていいほど違ったのでびっくりしましたよ。
リトミック「先生の音楽ありき」とムーブメント「子どもの動きありき」ですから、あとは子どもの性格や親が求めるものが何なのかで、どちらに通うかは決まりやすいですよね。
習い事として音楽にたくさん触れられるのはリトミック。
リトミックを卒業したら、ピアノやダンスなどにつなげていける習い事です。
親子で癒しの場を求めるならムーブメント。
幼児なら、五感を刺激することで快不快を親子で認知することができます。
また子ども小学生くらいになって学校で傷つくことがあっても、ムーブメントの先生は子どもへの働きかけが肯定メインなので、自信を回復したり羽休めをする場所にもってこいだろうなと感じました。
さて、次回は兄妹のリトミックとムーブメントの体験記をまとめようと思います。
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